マウンテンバイク(MTB)といえばオフロードを走る太いタイヤの自転車。
車輪(ホイール)の大きさは26インチサイズだが、まわり大きいサイズ(29インチ)のマウンテンバイクが北米では人気である。その29インのMTBの中でも変速機がない1段ギアの自転車が今回の集まりのテーマでありキーワードだ。海の向こうではめずらしくはないタイプだが、日本ではまだお目にかかる機会も少ない自転車。
そんな大きな車輪(ホイール)で変速機なしのマウンテンバイクの集まりが、2009年11月28-29日の二日間、長野県安曇野周辺を会場に開催された。
「29er SS Rider's Meeting」だ。日本語カタカナ訳だと「29インホイール・マウンテンバイク・シングルスピード・ライダーズ・ミーティング」という長ったらしい名称になるのかな。
記念すべき第1回の「29er SS Rider's Meeting」に555nat.com白猫屋から参加賞として新作「ストリング・リフレクター」を提供。
せっかくだから、僕もシングルスピード自転車で参加した。
初めて走る安曇野のトレイルは噂どおり、29インチホイールのシングルスピード仕様の自転車には天国のようなところ。なだらかな扇状地に無数のトレイルが広がっている。
トレイルは積もったふかふかの落ち葉。スキーに例えるなら“バージンスノー”。誰よりも先に新雪を滑るスキーヤーのごとく、手つかずのトレイルに一番乗りした気分でライドが楽しめた。
全国から集まった気の良い自転車仲間たちと一緒に過ごす幸せな二日間だった。