田中さん親子がサイクルサッカー「春の社会人リーグ戦」に初出場するというので応援に行った。
東京・大岡山の東京工業大学体育館。午前中に到着したら、予選リーグがすでにゲームは始まっていた。A、B各グループ、5チーム戦う総当り戦。田中さん親子チームは2ゲーム目が終るところだった。
大雑把にサイクルサッカーの競技ルール次の通りだ。
●2対2のチーム対抗で得点を競う
●競技時間は「前半7分」「後半7分」の合計14分
●選手はフロアに足をついてはいけない
●競技専用自転車の前輪や後輪でボールをあやつり、ゴールを奪い合う
●手はハンドルから、足はペダルから離してプレーしてはいけない
●そのほかに細かなルールあり
サイクルサッカーを始めて1年あまりの田中さんとカムイ君。実に堂々とした自転車さばきと試合運び。応援団の人数も参加チーム中一番多い。2試合を終えて、やや疲れ気味の田中さんに励ましの声をかける。予選の総当たり戦、4試合の結果は大健闘むなしく全敗。ほろ苦いデビュー戦となったけれど、充実感に満ちた笑顔から勝ち負けを超えたチームスポーツの素晴らしさが伝わってきた。
まだまだマイナーとも言えるサイクルサッカー。その魅力を田中さんに聞いてみると、「日本代表選手たちを相手にゲームを楽しめること」「競技人口が少ないせいか、ファミリーのような居心地の良い場所」だそうである。社会人のリーグ戦を初めて観戦して、マウンテンバイクがまだマイナーな遊びだった頃の仲間意識を思い出した。