待ち合わせの場所に高木さんは1984年式「KUWAHARA(クワハラ)」マウンテンバイク(MTB)+「エクストラサイクル」社フリーラディカルキットのロングテールバイクで現れた。バイクライドとちょっとしたピクニックを楽しもうってわけである。
息子のTAKUTO君はオヤジから譲り受けた、レアもののBMX自転車。HARO社の名車だそうである。名前を聞いたが忘れてしまった。僕の自転車は「サムズバイク」の松浦さんから調達。サーリー社「クロスチェック」だ。スリックタイヤにフラットバー。街乗り仕様にチューンされたクロスバイクだ。
ちょうど札幌はエゾヤマザクラの満開時期。空は真っ青。気温18度。絶好のトレイルライド日和だ。まったく違うタイプの自転車三台が札幌のアーバントレイルへペダルをこぎだした。
札幌近郊のトレイルはガレ場がなくとっても走りやすい。シングルスピードのBMXでも、ピクニック用品(「ビッグオーク製折りたたみ式ウッドチェア二脚」「バイヤー社折りたたみ式チェア一脚」「大量の水」「ストーブ」「ドリップコーヒー機材一式」その他、諸々の荷物)を満載したロングテールでも、ツルツルタイヤのクロスバイクでも、まったく問題なく快適にオフロードライドが楽しるのだ。札幌のトレイル、想像していた以上に素晴らしい! 街からのアクセスも良いしね。
オフロードから降りてくると、みんな腹が減っていた。高木さん御用達のドイツパンのお店で焼きたてパンを調達。トレイルライドの次は公園でピクニックである。自転車の楽しみ方が共通する仲間との時間はいつも最高に楽しい。この日はとくに高木さんのロングテールバイクのおかげで、のんびり平和で開放的な一日を過ごすことができた。札幌の自転車生活もなかなか素晴らしいと感じた。