レクリエーション > リポート >沖縄・八重島諸島の旅リポート 5月22日〜25日

HOME
*
 沖縄・八重島諸島の旅リポートVol.1 
梅雨のシーズンに入ったばかりの沖縄。天候を心配していたけれども、梅雨入りしたとは思えないほど良いお天気に恵まれました。
今回の同行者は年配の母なので、体力を考えて現地の観光ツアーを上手に使い八重山諸島を巡る計画を立てました。
西表島、由布島、竹富島、小浜島、石垣島...そして母の希望で首里城を見学するスケジュール。

1日目の予定は、まず朝の早い便で羽田空港〜那覇〜石垣島へ飛行機で移動し、その日のうちに西表島へ渡る計画。あらかじめ予約しておいた石垣島の観光会社のツアーディスクに荷物を預けて身軽になり、西表島へ船で渡りのんびりする予定。2日目の盛りだくさんなツアーに備えてホテルでのんびり過ごす事にしました。

西表島は、イリオモテヤマネコで有名な島。そして、ジャングルに囲まれた山とマングローブの森が続く川があるとガイドに書かれています。雨上がりのマングローブの森は美しいはずだから、梅雨の時期でも楽しめるのではないかと思っていました。
1日目は「パイヌマヤホテル」という、環境に配慮をしているホテルに宿泊。敷地には温泉があり、ジャングルのような木々に囲まれた居心地の良いホテルでした。夜はカエルや虫、日中は鳥の声に包まれ、時間が普段の数倍ゆっくりと流れていくようです。
朝方、屋上に上がり星を見上げたら、流れ星が1つ頭の上を長くゆっくりと海のほうへ落ちていきました。
西表島 パイヌマヤホテル
西表島 マングローブ
西表島 ハイビスカス 八重島ヤシ
(写真)
上段:西表島のビーチを見下ろすベストポイント。島の建物、屋根の赤い瓦が青い海と空に映えて美しい。パイヌマヤホテルの庭。ビオトープのような池もあり、何度散策しても飽きない。
中段:2日目のやまねこツアーに入っていたマングローブの森を見るボートのツアー。カヌーも楽しそうだ。川の上流に樹齢400年の巨大なサキシマスオウノキがある。
下段:パンフレットなどで良く見る植物たち。ソテツ、ハイビスカス、ヤシの木、ハワイとはまた違った色彩に見えるのは建物のせいだろうか?

 沖縄・八重島諸島の旅リポートVol.2 
2日目は、西表島スタートのツアー「やまねこツアー」に参加しました。
マングローブの森を見ながら、仲間川をボート遊覧。数年前の台風でかなり倒れてしまったようですが、再生中のマングローブの林を見ることができます。塩分の含まれた水の中で生きていくための工夫をしている興味深い植物のマングローブ。アジア一帯で見られますが、伐採などで消失しているらしいです。ガイドさんの話だと、BBQなどで使われる炭もマングローブから作られているとか..。 知らなかった(T_T)

そして、パンフレットでよく見かける水牛車。
この時期は観光客が少ないといえ、美原〜由布島間を数台往復していました。水牛が可哀想に思えて気持ちは複雑。風景的にはのんびりして沖縄らしいのでしょうが、由布島の植物園に行くためだけに総重量何百キロの人間達を運ぶなんてどうかと思ってしまいます。しかしこの水牛たち、引退後は島でのんびりできるらしいです。
その後、珊瑚礁を見に「竹富島」へ。あまりにも海が青く美しいので、海の底には珊瑚礁や色とりどりの魚がたくさん泳いでいるように錯覚してしまいます。けれど、珊瑚礁を見るためには、船で遠くの島へ行き、小さなボートに乗り換えてはるか沖へ行くしかないのが現実。そこだって、無限に珊瑚礁が広がっているわけではなく、一部分だけでした。
こうして頻繁に観光船が来ることさえ、この珊瑚礁の負担になっているのではないかと矛盾しているけれど心配になってしまいます。

3日目は「ちゅらさん」でおなじみの小浜島へ。
農村風景の長閑な島と思いきや、おもいっきりリゾートの島でした。NHKの「ちゅらさん」のおかげですっかり有名になった島。Uターンの若者も増えているという話なので、まあ良かったのかも。

最終日、世界遺産の首里城を訪れました。ボランティアの解説員の方が全館を案内してくれるというサービスがあるというので、そちらを利用。初心者の私たちにはとてもうれしいサービスで、良くわかりました。
..というより、沖縄の歴史って何も知らずにいたんだなと実感。
西表島 水牛
西表島 小浜島
西表島 沖縄の珊瑚礁
(写真)
上段:島を渡る水牛のフォルムは美しい。島のおじさんが島唄を唄いながら渡る。
中段:建物の屋根の赤いレンガ色と空の青が素晴らしく美しい。太陽にはヤシの木とシーサーが映える。
下段:減りつつある珊瑚礁。そうとは思えないほど美しく見える海。海の中は深刻なほど病んでいるらしい。

たった4日間で何がわかる?っていえばそれはそうなんですが、やっぱり表面的には沖縄は海も山も空も美しく、これ以上この美しい自然と平和を壊さない努力が必要なのではと強く思いました。
- nekobou -



Copyright (C) Nat. and Co., All Rights Reserved.